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giftedschoolの日記

発達障害や教育に関する記事を書きます

怒りの対処法

 前回は偏食について書かせていただきました。今回は怒りの対処法について書かせていただきます。怒りの感情は全てが悪いわけではありません。しかし、怒りの表現の仕方次第で相手からの見られ方や印象は大きく変わります。そこで、大人の人も子どもの人も一つ一つの怒りについて考えていければと思います。

 

 もし怒りという感情がなかったらどうでしょうか?何をされても大丈夫、どんな状況に陥っても平気な顔をしている。これは命に関わることです。つまり、怒りという感情は何か命に関わることが起きた時に、回避をする能力のことです。だからこそ、怒りを抑えるのではなく、どうやって向き合っていくかを考えることが大切です。

 

 怒りというのは次の4段階で起こります。

1.きっかけとなる出来事が起こる
2.怒りの感情が起こる
3.感情を調整する
4.行動・表現する 

怒りの感情のコントロールがうまくいかない人は、3.4に困難がある場合が多いです。言い方を変えると、感情の調節ができ、行動の表現をすることができれば、怒りと向き合ることができるということです。

 

 対処法としては、3つです。まずは前提となる気持ちの問題です。誰でも疲れている状況ややることが多いときには、感情が不安定になりやすいです。なので、しっかりと睡眠をとることなどを心がけましょう。また、そのような状態にあるときに、近くにいる人にその状態を伝えておくことが大切です。例えば、「今日はあまり睡眠をとることができていないので、そっとしてほしい」と伝えて周りの理解を促すことが大切です。私が運営しているスクールでは、朝礼で伝えあうことを実施したところ、全員の体調が分かってとても過ごしやすいです。

 次に、怒りの大きさを数値化することです。これはイラっとするけど大丈夫な奴だから1で、時間がたってもやっぱりおかしいと思うから2で、頭に血が上って爆発しそうだから3で、絶対に許すことのできない怒りが4だとします。これを考えているうちに怒りの矛先が対象から逸れる働きがあります。

 最後に6秒数えることです。人は6秒立つと感情を抑えることができると言われています。イラっとしたと感じたら、心の中で6秒数えてみてはいかがでしょうか?ほかにもいくつかありますが、以上が行いやすいものになります。

 

 私自身感情表現が豊かで、いろんな人から誤解をされてきました。やはり感情表現が下手で、人間関係がうまくいったことはあまりありません。私自身は6秒数えることは常に意識をしています。その間で落ち着かせて一回席を外します。そうすることで一度落ち着くことができます。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

参考文献

リタリコ発達ナビ 癇癪とは

 

 

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