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giftedschoolの日記

発達障害や教育に関する記事を書きます

保育所訪問支援

 前回は児童発達支援のデメリットについて書かせていただきました。今回は保育所訪問支援について書かせていただきます。

 保育所訪問支援は、放課後デイサービスや児童発達支援と併用して利用する方が多いです。

 

 保育所訪問は、「保育所等訪問支援とは、保育所その他の児童が集団生活を営む施設として厚生労働省令で定めるものに通う障害児につき、当該施設を訪問し、当該施設における障害児以外の児童との集団生活への適応のための専門的な支援その他の便宜を供与すること」をいいます。つまり、保育園や幼稚園、小学校、中学校に有資格者の方が訪問をして、どのようにしたら学校生活でエラーが起きづらいのか。どのようにすれば過ごしやすくなるのかを先生と保護者と話し合うものです。

 

 保育所訪問支援のメリットは、実際の生活の中を見ることができるということです。児童発達支援も放課後デイサービスも指導の中の姿しか見ることができません。しかし、子供たちはいろんな顔をもっています。大人の前だと静かだけど、休み時間は元気に走り回っている可能性もあります。その本当の顔を見ることができます。

 実際に、施設内では暴れてしまい、モノを壊してしまうお子さんがいました。その子の訪問支援に行った際に、座って手を挙げて発言している様子に驚きました。

 

 保育所訪問支援のデメリットは、学校側のNGがあるということです。学校の校長先生にもよるのですが、授業参観などの参観日以外に授業を見られることを嫌う方がいます。プライバシーなど様々な理由があるのかもしれません。そこは私にはわかりません。しかし、児童福祉法で制定された内容であることや他の多くの学校が訪問を可能にしているからこそ、何とかならないものかとは思ってしまいます。

 もう一つのデメリットは、何か他の支援事業と併用していないと改善をかけることは難しいです。放課後デイサービスや児童発達支援が保育所訪問担当の先生方と協力し、現場の課題を施設内で練習をするという流れがよいです。保育所訪問支援のみだと、課題が見つかって、保護者と学校の先生に伝えたとしても、改善をかけることは難しいです。学校の先生は、同時に何人もの生徒さんを見ているので、なかなか統一した提示を行うことが難しいです。保護者は、家でずっと意識をし続けるのも疲れてしまいますし、身近な人の言うことを聞かないケースは往々にしてあります。

 

 保育所訪問支援は革命的な内容だと思います。だからこそ、課題を達成してくれる施設と連携をしっかりとって、目標を達成していただければと思います。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

参考文献

児童福祉法第6条の2の2第5項

 

 

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