放課後デイサービス3
前回は放課後デイサービスのメリットについて書かせていただきました。今回は放課後デイサービスのデメリットについて書かせていただきます。今回の内容で放課後デイサービスについては終わりますので、ぜひメリットとデメリットを考えてデメリットを消せるような取り組みが出来れば良いかと思います。
放課後デイサービスのデメリットは、3点あります。
①進学対策に弱い
②課外活動への縛りが大きい
③資格取得ができない
以上の3点になります。
①の進学対策については、学校では普通級に在籍をしていて、周りからは発達障がいであることをあまり認識ができない子が大きく関わってくるかと思います。
放課後デイサービスのほとんどがソーシャルスキルの獲得に振り切っており、学習自体の実施ももちろん行いますが、最低限の学習であったりソーシャルスキルの獲得のために学習を利用していたりするケースがほとんどです。そのため、放課後デイサービスに通いながら、進学塾に通っている子が大半を占めています。
②の課外活動への縛りについては、放課後デイサービスにもよりますし、会社の規模などにもよります。ソーシャルスキルを獲得するために「駅で実践をすること」や「実際に何かを買いに行ってみる」などの課外活動への足取りは重いです。課外活動に行くために、様々な申請を出して、安全性の確保や課外活動の意義を何日も何週間もかけて確認をします。確認することは悪いことではないですが、その子がその時に必要なスキルを得るために必要だと思ったことに何週間もかかってしまっては、遅いです。
③は資格取得についてです。発達障がいのお子さんを持った方は、高校進学や将来のことについて不安を抱いている方が多いです。不登校や引きこもり気味で、高校進学のイメージを持つことが難しいという理由です。また、中学時代にいじめを受けた経験から、高校でも同様にいじめられてしまうのでは?と不安を抱く方も多いです。そこで、大切になるのは生きていく力です。それが目に見えて分かるのは資格です。資格取得へのパイプや流れがなく、高校までで放課後デイサービスの支援が終わってしまうので、社会で取り残されてしまう子も少なからずいます。
以上3点がデメリットです。もちろんメリットしか無い施設はありません。だからこそ、知った上でどのような選択をするのかが非常に大切になります。
生きづらいと思っている人が少しでも救われますように
阿部航平
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