共依存
前回ブログお休みする宣言を発表しましたが、さっそく書きたい内容が出てきたので、書かせていただきたいと思います。今回のブログは共依存についてです。
共依存とは「自分自身に焦点が当たっていない状態のこと」です。自分自身の頑張りで他者に認められたい、好かれたいと思うことです。これは別におかしいことではありませんし、むしろ人のために何かをしたいと思えることは、すごく素敵なことです。しかし、共依存の場合だと、自分が何かをしてあげる代わりに、自分が苦しくなってしまったり、悩んでしまったりすることを言います。自分を犠牲にしすぎてしまい、自分の体調を崩したり、精神的なダメージを与えられたりしても、その人のために何かをしてあげたいという気持ちです。
共依存の本質的な原因は5つあると言われています。
1.自尊心の問題
2.境界の問題
3.現実性の問題
4.依存の問題
5.中庸の問題
以上の5つです。
1の自尊心の問題は、自分が幼少期のときに、自分の存在を認められてこなかったことが原因で、他者の上なのか下なのかという基準のみを頼りに生きてしまうことです。自分自身で価値を決める基準をもっていないことが特徴です。
2の幼少期に親御さんから自分をきちんと守ってもらえなかったり、べったりくっつかれてしまったために、人との適切な境界線が分からず、距離が近すぎてしまったり、離しすぎて孤立してしまったりします。
3の現実性の問題は、ありのままの自分を受け入れることが出来ないことです。自分が完璧に物事をこなしていれば認めてあげられるが、すこしでもだめならだめといった、すべてを白と黒でしか判断することしかできなくなってしまいます。
4の依存の問題は、自分で何かを行動するときに、先回りしてすべて自分のことをやってくれている状態のことです。自分の責任で何かをやることが困難になってしまいます。
5.の中庸の問題は、適度な自己表現やセルフコントロールが難しい状態のことです。昔から自分の行動を我慢してしまって何も言うことが出来ない環境だとそのようになるケースがあります。
以上5つが共依存になる本質的な要素になります。共依存は幼少期の育った環境が大きく影響をしているものです。一つ一つの関わり方が非常に重要になっていきます。子どもにどのくらいの時間をかけるのが良いのか、どのくらい放置をしたらいいのか難しいと思います。大切なのは、子どもが一人で今後生活をすることが出来るかどうかです。そこを考えて行動していただければと思います。
生きづらいと思っている人が少しでも救われますように
阿部航平
参考文献
共依存とは アスクヒューマンケア
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