児童発達支援②
前回は児童発達支援のメリットについて書かせていただきました。今回は児童発達支援のデメリットについて書かせていただきます。
児童発達支援のデメリットは、2点あります。
①発達障がいと発達障がい傾向のあるお子さんしか通うことができない
②定員が少ない
です。
①は放課後デイサービスは受給者証という、障がい児としての証明書のようなものがないと通うことができません。一方で、児童発達支援は受給者証が必ず無ければならないものではありません。医者などから発達障がい傾向と認められれば通うことができます。しかし、その傾向がないと通うことができないという点がデメリットです。
前回のブログでも書きましたが、やっている内容が素晴らしいだけに、健常者でも児童発達支援の内容を必要としている方がいます。しかし、医者から何も言われないと通うことができないというのが現在の仕組みです。
②は各事業所で有資格者の人数に対して、一日で指導することができる生徒数が決まってしまいます。基本的に多くの施設では、定員が10名のことが多いです。そのためにエラーが出てしまうことがあります。
例えば、「土日は幼稚園や保育園がお休みだから頑張って授業に行こう」と考える人が多いとします。その人数が12名だった場合、2名はその日の来所を断らなければなりません。
子どもがやる気がある状況で、施設側から断るという状況はあまり好ましくないように感じます。
また、自治体から1ヶ月で療育施設に通える日数が決まっています。子どもが楽しくて、どんどん通って成長したいという思いを持っていたとしても、自治体から出された日数を守って通所しなければなりません。そのため、自治体から8回と言われたら、週2回以上通うことは難しいということです。
日数が多くてもエラーが起きます。例えば、1か月に24日の日数があるとします。それを全部一つの施設で使い切ることができるでしょうか?定員の関係から難しいです。すると、他の施設で賄わなければなりません。しかし、施設同士の内容の連携は取れていないことがほとんどですし、それぞれの理念が違うことがほとんどです。すると、やってることに差が出て、結果としてお子さんを混乱させてしまうケースがあります。
だからこそ、メリットデメリットを見極めた上で、どのように使っていくかを考えていければ良いと思います。
生きづらいと思っている人が少しでも救われますように
阿部航平
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