スクールカウンセラー
前回まで児童福祉法について書かせていただきました。今回はどのお子さんでも利用することができるスクールカウンセラーについて書かせていただきます。
スクールカウンセラーとは「学校現場において児童や生徒、その保護者に対して、臨床心理に関する専門知識を生かしながらサポートしていく専門家」のことをいいます。様々な心の問題を持つ人達を専門的な知識や技法によって支援をします。
現代の日本では、スクールカウンセラーを利用する場合、児童生徒本人や保護者の希望で行われたり、担任の先生の紹介で行われることが多いです。内容はほとんどが友人との関係性で、中には保護者との関係性などもあります。なので、保護者の方は担任の先生とのコミュニケーションを取っておく必要があります。
近年では、保護者が利用する場合が多く、子どもの友人関係や学校生活、家での問題行動などです。また、学校には直接は言いづらい不満などを相談することもあり、それをカウンセラーから学校側へ伝えて改善を促すような役割もあります。担任の先生と保護者との関係を、中立的な立場のスクールカウンセラーが調整してくれます。
さらに、学校の先生自体がスクールカウンセラーを利用することもあり、クラスで起きている問題行動にどのように対処すればよいのか分からず、利用するそうです。カウンセラーは今後どのように生徒や保護者と向き合って、改善をしていけば良いのかを考えて、アドバイスします。学校の先生自体も悩みが多く、愚痴を吐き出す場として利用するケースもあります。
以上がスクールカウンセラーの役割です。近年では役割が非常に増えてきています。非常に負荷がかかっていて、回っていないのも現実です。なので、スクールカウンセラー以外でも、相談できる場所を調べて自分で用意しておくことが大切です。第三者で相談できる人がいるということは、非常に素晴らしいことです。また、スクールカウンセラーの情報も、何もアンテナを張らずにいると、逃していしまうことも多いです。(子どもが手紙を渡さなかったり・・・)だからこそ、まずは担任の先生や学年主任の先生としっかりとコミュニケーションをとっておくことが大切です。
生きづらいと思っている人が少しでも救われますように
阿部航平
参考文献
リタリコ発達ナビ スクールカウンセラー
インスタURL gifted_school. yukarigaoka
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