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giftedschoolの日記

発達障害や教育に関する記事を書きます

特別支援学級

 前回は3歳児検診について書かせていただきました。今回は特別支援級について書かせていただきます。皆さんは特別支援学級と聞いてどのようなイメージを持ちますでしょうか?まだまだ世の中的にはネガティブなイメージを持つ方がいます。今回はそんなイメージを少しでも無くしていけるようにしたいです。

 

 特別支援学級とは、主に小学校と中学校で「知的障がい、肢体不自由者、身体虚弱者、弱視者、難聴者、発達障がい者」に該当する生徒のために特別支援学級を置き、授業や生活指導を行うというものです。

 

 特別支援学級に在籍するメリットは、多くあります。複数人の授業だとついていくことが難しい子が理解するまで教えてくれたり、生活の中での良いことやダメなことを的確に教えてくれるということです。学校の中で、その子どもたちの課題や得意を考えて授業を考えてくれる

ので、個別指導を実施してくれているイメージを持っていただければと思います。

 デメリットとしては、周りの目です。特に発達障がいは見た目では分かりません。それにも関わらず、特別支援学級に通っていると、「周りからの目が怖い」とおっしゃっている方がいました。また、友人関係が限定されてしまう可能性があるということです。特別支援学級は学校に1クラスのみという学校が多いです。そのため、1年生から6年生までほとんど同じメンバーのみと絡む形になるので、普通学級の子とのコミュニケーションが疎かになるのではないかという懸念もあります。

 

 私は周りの目という部分に関しては真っ向から否定をしたいと思います。私自身親ではないので偉そうに聞こえてしまうかもしれません。しかし、やはり子どもが過ごしやすい環境にいるのかどうかを大切にしてあげてほしいと思います。周りの目を気にして無理矢理普通学級に入れてしまい、結果として子どもが生きづらいような状況に陥ってしまい、2次障がいを発症させてしまうケースは後を断ちません。それは最もあってはいけないことだと思います。周りの人の意識を変えることももちろん大切ですが、ぜひその考えは持っていただければと思います。

 また、コミュニケーション不足に関しては、交流する工夫を学校内では多くとってくれています。お昼の時間、学校の行事など様々交流する機会はあります。なので、コミュニケーションに関しましては心配することはないと思います。

 

 グレーのお子さんの選択肢として、頭の片隅に入れておいていただきたいのは、低学年は特別支援学級で他児との関わり方や学習をしっかり学び、高学年になったタイミングで普通級に戻ることです。もちろん、心理カウンセラーなどに相談しながら決めることがベターですが、その選択肢もあるということを覚えておいていただけたらと思います。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

参考文献

文部科学省 特別支援学級及び通級指導に関する規定

 

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