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giftedschoolの日記

発達障害や教育に関する記事を書きます

3歳児検診

 前回は1歳児検診について書かせていただきました。今回は3歳児検診について書かせていただきます。実は、この3歳児検診が最も重要だと感じています。それは発達障がいの傾向や発育の遅れなどを判断することができる最後の検査だからです。日本では3歳児検診までは義務づけられていますが、それ以降の検診についての義務づけているものはありません。だからこそ、内容を理解して、受けることが大切だと思います。

 

 3歳児検診は、医師と個別で検査を行う医師検査と、集団で受ける集団検査があります。全員が実施する検診の内容は、「医師診察、尿検査、身体測定、歯科健診、育児相談」の5つです。基本的に体の発育や病気などの異常がないかどうかを検査するというものです。そして、大切なのは任意の検査です。必要な方のみ実施、または全員実施の際に異常が見られた場合に実施する項目が、「視力測定、きこえ(聴力検査)、栄養相談、言語相談、歯科相談、眼科二次健診、聴力二次健診、尿二次検査」です。

 

 全員実施する項目はよいのですが、任意の検診こそが大切です。特に「言語相談」です。この言語相談こそが発達障がい傾向をつかむポイントになります。聞かれる内容としては、保護者に対しては3点です。

①親からの会話の様子

②特定のものへのこだわりの有無

③注意・集中・多動性の有無

です。

 

 子どもに対しても3点ほど聞かれます。

①年齢や名前などの簡単な質問

②大小や長短について

③色などの認知発達

です。

 

 この質疑応答の際に大切なのが、「嘘をつかないということ」です。当たり前のことですが、保護者としては自分の子をよく見せたいと思うことは決しておかしいことではありません。そのため、保護者はよく見せようとしてしまうことは多くあります。なのであくまでも素直に率直にということが大切です。

 また、3歳児検診は全員が受けなければならないですが、任意の内容があるということを理解していただきたいです。これを自ら取りに行くかどうかで大きく変わると思いますので、ぜひ受けていただければと思います。

 

 最後にもし3歳児検診で発達障がいの傾向が出た場合どうするのかです。一般的な考え方として、まだ3歳だから少しほかの子よりも発達が遅いと考えるケースが多いです。しかし、考え方を逆にしていただければと思います。3歳で分かったのであれば、すぐに対応すれば大丈夫なんです。以前にも書きましたが、児童発達支援は無料です。すぐに連絡をして、小学校などの集団生活で生きづらさを少しでもなくしていただければと思います。

 

 生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

参考文献

発達障害・情報支援センター 3歳児検診

佐倉市公式ウェブサイト 3歳児検診

 

 

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