感覚の個人差
前回はボディイメージについて書かせていただきました。今回は感覚の使われ方の個人差について書かせていただきます。
今回の子のブログで、あくまでも感覚の感じ方に差があるのは、個性だということを理解していただきたいです。あくまでも、発達障がいだからとかそうではないとか関係なしに、全員に必要だということを理解していただければと思います。
人にはそれぞれ感覚の鋭さや感じ方に個人差があります。聴覚が過敏で、生まれながらに繊細な音を聞き分けることができる「絶対音感」の人や、逆に聴覚が敏感なあまり大きな音やピストルの音などの特定の音に強く防衛反応を示す人もいます。どちらも聴覚が過敏であることには変わりありません。しかし、このような違いがあることは明らかです。
これらの違いによって、性格的な個性に結び付くことがあります。例えば、非常に大胆な行動に出ることや、逆に慎重すぎて何もできないなど様々です。性格的な個性に出てしまう結果、他の人とのトラブルに発展する機会があります。
前回までに話をした三つの感覚は、周囲からは認識して理解をすることが難しいです。行動が気になる人はこの三つの感覚に原因がある可能性が非常に高いので、周りの人は注意深く観察する必要があります。
感覚の違いは、少なからず誰でもあります。私自身も視覚がかなり過敏です。例えば、カフェなどに入っている場合に、店員さんや他のお客さんなどに目が移ってしまいます。すると、話をしている人からは、集中していないと怒られたことがあります。話はしっかりと聞いています。ですが目の前の動くものに目が移ってしまいます。その結果トラブルになったこともありました。また、店員さんを呼んでいないにも関わらず、目を合わせてしまうことが多いので、来てしまったりします。
これは私自身の例ですが、みんなそれぞれ感覚の違いを持っています。だからこそ、周りの人の感覚の違いを理解し、みんなが配慮をして認め合えるようなそんな世の中になればと心の底から思います。会社の上司や部下の関係も円滑に進んでいくと思います。
生きづらいと思っている人が少しでも救われますように
阿部航平
参考文献
発達の気になるこの感覚統合遊び 川上康則
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