アメリカの教育
前回はドイツの発達障がい教育について書かせていただきました。今回は世界の中心のアメリカの教育が日本とどのように違うのか、どのような特徴あるのかについて書かせていただきたいと思います。アメリカの教育を理解して、家庭で活かせる部分がもしあるのであれば活かしていただければと思います。
アメリカは、国が教育制度を決めるものではなく、各州に委ねられています。アメリカの義務教育は、日本の幼稚園年長にあたる歳から始まります。学年をグレードと呼び、K(幼稚園の年長)〜12(日本の高校3年生)が一般的な義務教育の期間です。
アメリカは公立学校と私立学校で大きな差が生まれます。私立学校では学習面の充実はもちろんのこと、課外活動や集団生活を通じて人間としての成長も24時間体制でサポートしてくれる学校もあります。しかし、ほとんどの生徒が学費などの理由で、公立学校に通います。
アメリカの高校は日本の大学と同様に単位制です。それぞれが自分のやりたい勉強や必要な勉強を選択して履修することができます。主要の科目は習熟度に分かれており、自分の現在の学力に合ったクラスで学習することができます。単位制なので、早期卒業することもできますし、留年することも往々にしてあります。
高校生だけが留年するのではなく、小学校の区分も中学校の区分でも留年をさせられてしまうケースがあります。それは学年レベルの学習が十分に理解できていないと判断をされた場合です。もし、海外から移住してきた人たちは留年する危険性がかなり高いです。(州によって異なります)
アメリカと日本の教育は、やっている内容に大きな違いはありません。もちろんアメリカはアクティブに学ぶ教育は日本よりは進んでいます。しかし、学年制などはほとんど同じです。
アメリカはできない人には厳しく、できる人には優遇をするような社会です。高校の4年間は単位制なので、頭が良ければ早く大学へ入学することができます。そのため、できる人はどんどん上の学年への割り込むことができます。しかし、できない人は小学生から留年があったりします。できないと上の学年に上がる権利がありません。
このようなことを考えるとドイツのように適材適所の教育をすることは全員を殺さずに生かすことに繋がると思うので、改めてすごさを感じました。
生きづらいと思っている人が少しでも救われますように
阿部航平
参考文献
アメリカの教育制度について、その全体を知りたい
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