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giftedschoolの日記

発達障害や教育に関する記事を書きます

ドイツの発達障がい教育

 前回はドイツの教育について書かせていただきました。今回は教育は教育でも発達障がいの子どもたちへのものについて書かせていただきたいと思います。今回はドイツと日本を比較していきながら日本に足りない部分を、読んでいる全ての人たちが考えて今目の前の子どもたちや社会でできることを考えていければと思います。

 

 まずは、学校に通う際の学級や選択肢です。日本は、前のブログでも書かせていただいた通りで、通常学級と特別支援級、通級による指導の3つがあります。また、特別支援学校も障がいを持ったお子さんが通う一つの選択肢です。ドイツでは、特殊学校があります。これは日本でいう特別支援学校です。特別支援級や通級による指導などは基本的にはありません。(州によってはあるところもあるそう…)

 

 ドイツの特殊教育の考え方は、「障がいを持つ、およびおそれのある児童が、社会参加や自主的な生活形式を達成するために支援をする」というものです。日本の特別支援学校の考え方は、「視覚障がい者、聴覚障がい者、知的障がい者、四肢不自由または病弱者に対し、生活上の困難を克服し自立をはかるために必要な知識技能を授けること」です。

 

 この2つの違いから分かることは、ドイツは適材適所の教育なので、障がいを持った人がどうやったら自立して働くことができるかな特化しています。だからこそ、幼少期からきっちりと教育を分けているのだと思います。もちろん、これが差別だと言う方がいることも理解することができます。しかし、日本では通常級にこだわりすぎてしまった結果、生きづらく2次障がいを発症させてしまうケースがあります。そのような事例はドイツであれば防ぐことができるのではないかと考えます。加えて、その子が1人で食べることができるような自立を実施しています。中途半端ではなく、はっきりしているのがドイツの教育の特徴だと思います。

 

 特殊教育の2つの考え方を見て、皆さんはどう思いましたか?日本は障がいを限定していて少しネガティブに感じます。「生活上の困難を克服し」という言葉がネガティブに感じてしまいます。それに対して、ドイツはマイナスな表現が一つも入っていません。また、日本は障がいの内容まで限定しているにも関わらず、ドイツは「おそれのある児童」まで範囲を広げています。

 やはり国民性が出ると思いました。障がいに対して、ネガティブなイメージを日本人はまだまだ持っていると思うので、国民一人一人が強く意識しなければならないと思いました。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

参考文献

特別支援学校とは コトバンク

特別支援学校の国際比較

 

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ホームページhttp://gifted-school.net/index.html

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