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giftedschoolの日記

発達障害や教育に関する記事を書きます

ドイツの教育②

 前回はドイツの教育の概要について書かせていただきました。今回はドイツと日本の科目の充実度についての違いについて書かせていただきます。近年日本でもアクティブラーニングなどの体験から学ぶ教育などが言われています。それは海外の教育を参考にしていると言われています。そのため、海外の教育を知っておくことが今後につながると思います。

 

 前回も書かせていただいた通り、ドイツは様々なコースに分かれていきます。そのため授業のカリキュラムも様々です。今回は国語の授業で実際に実施されている内容についてです。

 日本の国語の授業のイメージはどうでしょうか?みんなで教科書を読んだり、作文を書いたりなどのイメージが強いと思います。しかし、ドイツの国語は主に四つに分かれます。①話し方・傾聴すること、②書くこと、③読むこと・文学メディアとの交流、④言語の省察です。かなり細かく分類をされています。私が文献を読んだ感想は、大学の授業や就職をした後に行う研修を学校教育で実施しているようでした。日本ではプレゼンテーションなどの練習を社内の研修で実施したりしますし、メールの書き方やマナーなども同様です。そのような内容を義務教育から実施しているのは感銘を受けます。

 

 また、ドイツは能動的に授業を受けることも有名で、日本は一つの答えを導き出すものがまだまだ多いのに対して、ドイツでは「判断する、評価する、根拠づける、議論する、立場を明らかにする、解釈する、構想する、作成する」といった能力の育成に注力しています。

 例えば、この物語において登場人物と彼を取り巻く環境はどのように知覚されるか説明しなさい。という問題が出ます。日本も昨今ではこのような問題が取り扱われるようになりましたが、まだまだです。加えて授業の中でも自由に発言をしあいながら、進めていきます。逆にうるさいくらい話しながら授業が進んでいくそうです。しかし、日本はまだまだ一方通行の授業です。

 

 これらのことから考えると、根本の思考力に差がついてしまうことは納得がいきます。これが直接労働生産性に影響しているかはわかりません。しかし、関係ないとは言えません。これから日本が国際社会で闘っていくためにも、超高齢化社会を打破するためにも、思考力は大切だと思います。なのでお子さんがいる方は、どのような教育がいいのか、足りない能力は何なのかを見極めていくことが今後大切だと思います。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平