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giftedschoolの日記

発達障害や教育に関する記事を書きます

ドイツの教育①

 前回は日本の性教育の内容について書かせていただきました。今回はドイツの教育について書かせていただきます。ドイツの教育は日本とは大きく異なります。日本人の人が聞くと、賛否は大きく分かれると思います。しかし、知識の一つとして入れておくことももちろんですが、実際に労働生産性が高いという結果も出ているので、子育ての参考にしていただければと思います。

 

 ドイツの教育と日本の教育の大きく異なる点は、10歳で人生が決まるという点です。日本の初等教育が6年生なのに対して、ドイツは4年制です。4年生になると、大学まで進学を目指すコースと、就職のために技術をつける二つのコースに分かれます。就職のためのコースが基幹学校と実科学校の二つがあり、基幹学校は初等教育の4年間を卒業したのちに5年間通い、その後は訓練学校に通います。実科学校は6年制で、中級の職業に就職します。一方で大学の進学まで目指すものは、ギムナジウムと呼ばれ、8年間か9年間通って大学進学を目指します。

 では、10歳のタイミングでどのように分かれるのでしょうか?それは学力と金銭面です。10歳の時点で学業の成績が悪いとそれが判断基準となり、就職コースになります。一方で学業の成績が悪くなかったとしても、家庭環境が苦しい場合には勉強をするよりも早く働いてほしいという親の意思が強く反映されてしまいます。そのため格差が減ることが無くなるのではないかと言われています。

 

 以上がドイツの簡単な教育制度です。私は、制度自体には賛成を示します。やはり自分の強みを理解して、お金を稼ぐことができなければ生きていくことができないからです。日本の教育は平均的で画一的な教育なので、いかにできないことを平均値に上げることができるのか、いかにほかの人と違わないようにするかを大切にします。しかし、私は発達障がいのお子さんを見ているということもありますが、自分の得意を生かせる世の中になってほしいと願っています。発達障がいの子は、得意なことへの能力が非常に高いケースがあります。なのでドイツのように得意で稼ぐことができるようになることには魅力を感じます。

 一方で、選択のタイミングが小学校4年生というのは早すぎるとも感じます。自己判断がまだまだできないタイミングで人生が決まってしまうのには疑問を感じます。人生を選択するのは、自分の強みと弱みを自分で理解をしてから判断で遅くないと思います。なので小学校6年生か中学校3年生くらいのタイミングでよいのではないかと思いました。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

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