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giftedschoolの日記

発達障害や教育に関する記事を書きます

子どもの運動発達①

 前回までビジョントレーニングについて書かせていただきました。家でも実践することのできる内容なので、ぜひみなさんお試しください。今回からは運動の発達について書かせていただきます。こちらも見る力と同様に、特に意識をすることなく、発達していくものです。しかし、その無意識を意識的に伸ばしていくことが出来たのなら、それは非常に効率の良いことです。だからこそ、このブログを読んで、意識をするところまで落とし込んでいただければと思います。

 

 運動機能の発達は、乳児期に入ると、新生児でよく見られる反射運動が消滅していき、随意運動が増えていきます。随意運動とは、自らの意思をもって動く運動です。随意運動は三つの働きがあり、「感覚器の動き」「脳を含む神経の動き」「筋肉の骨の動き」です。これらのそれぞれが発達をし、協力して目的に応じて運動をします。流れとしては、感覚器から情報が送られます。そしてそれを脳で運動の計画がされ、その情報が神経へと伝達をされます。最後に、筋肉の動きによって骨が動き、運動がおこります。これが運動の基本的な流れです。

 

 また、子どもの発達は、ある段階から次の段階に飛躍することはなく、必ず一つ一つの段階を踏んでいきます。しかし、もちろん能力における個人差はあります。次回以降で、年齢における運動発達の平均値を載せます。しかし、「その能力に達していないから良い、達していないから悪い」といったものではありません。

 

 今回は運動の伝達として、感覚器官、脳と神経、筋肉の骨の三つの要素から成り立っているということを覚えておいていただきたいです。これから言えるのは、「運動神経が悪い」「運動音痴」などの簡単な言葉で片づけていいのかということです。果たして運動神経が悪いのは、上記の三つの中でどこの能力が低いのでしょうか?子どもの運動の発達が年齢相応よりも遅いということを嘆いていても仕方がないです。それが分かったからこその知識で対応だと思います。本当にどこに困難があるのでしょうか?もしかしたら前回の見る力が原因の可能性もあります。様々な角度からの視点を持ち、いち早く対応をして、生きやすい状況を作ることが大切だと思います。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

参考文献

子どもの運動発達

 

 

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