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giftedschoolの日記

発達障害や教育に関する記事を書きます

子どもの運動発達②

 前回は随意運動を中心に運動発達について書かせていただきました。今回も運動発達の順番について書かせていただきます。運動の発達の順番を理解することによって、年齢によってどのようなことで遊ばせるかを大人が調節することが出来ます。そのような視点で読んでいただけると嬉しいです。

 

 運動の発達には一般的な傾向があります。第一の傾向として、頭部から下部への傾向です。第二の傾向として、中枢から末端の傾向です。第三の傾向として、全体から部分の傾向です。第四の傾向として両側から片側の傾向です。第五の傾向としては、粗大から微細筋への傾向です。

 第一の頭部から下部への傾向は、頭部から体幹下部にかけての眼球運動、上肢の運動、下肢運動へと運動機能が順序を追って発現するのが代表的なものです。つまり、身体上部のコントロールは身体コントロールよりも先行することを意味します。

 第二の中枢から末端の傾向は、身体の中心部が末端部よりも先に成熟することを意味します。指先の動きよりも身体上部の運動機能が発達します。

 第三の全体から部分への傾向は、指や手でおもちゃを扱う場合、肩、肘などの全体、あるいは全体に近い部分から発達することを意味します。

 第四の両側から片側への傾向は、両方の手を使って食事や物を動かしたりする両側の運動をすることで、片側(利き腕)の発達が促進されることを意味します。

 第五の粗大から微細筋への傾向は、赤ちゃんの手え足のように粗大で不器用な運動が、次第に細かく分化した目的に合った運動へと発達していくことを指します。

 

 以上の五つが運動の発達の段階です。子育てをしていると無意識に成長していく子どもたちを目の当たりにすると思います。もちろん日常生活の中で成長はするものです。しかし、もし運動機能の発達が遅れていたらどうでしょうか?今世の中には様々な道具があふれています。例えばバランスボールやフラフープなどです。それをこの運動の段階にあてはめて、楽しみながら学ぶことが出来れば、家でも運動機能を意図的に向上することが出来ます。それが出来れば慌てることはないですし、遊びのなかでの育成をすることが出来ます。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

 

参考文献

子どもの運動発達

 

 

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