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giftedschoolの日記

発達障害や教育に関する記事を書きます

コロナへの対応で不登校が増加

 前回は教員の柔軟性について書かせていただきました、今回はコロナへの対応について書かせていただきます。今回国の対応策によって、学校が休校の措置を取らざるを得ませんでした。しかし、その対応はどうなのでしょうか?皆さんも考えていただければよいかと思います。

 

 前提として、国への批判でもありませんし、発達障がいを指導する人間としてお話をさせていただきたく思います。

 コロナで一か月以上学校に行くことが出来なくなってしまった場合、どうなるのでしょうか?今感じている現状から伝えると、不登校が格段に増えてしまうように感じます。今まで少し学校にマイナスなイメージを持っていた子たちが家にでの過ごし方に慣れてしまいます。すると、学校に行く気力が少しずつ減っていってしまいます。

 個人的には無理をしてまでも学校に行く必要はないと思っています。もちろん行っていることに越したことはありませんし、不登校になった結果として、働くことが難しくなってしまって、ずっと福祉制度に頼りながら生きていくことになってしまっては元も子もありません。しかし、勉強を自分独力でできて、社会スキルを身に着けることが出来るような環境がありさせすれば、正直なところ学校に行く必要性はそんなに高くないと思っています。

 

 話が逸れましたが、コロナへの対応はどうだったでしょうか?私は、発達障がいの目線からすれば、大失敗だと感じています。もちろん感染したら元も子もないのは事実です。しかし、いきなり生活の中心である学校が無くなってしまい、自分で予定を立てて、学習を実施すること、自分で余暇を見つけて過ごすことはスキルとして身についていないお子様もいます。保護者がそこの管理を逐一することはかなり大変な作業ですし、かなりの苦労があります。

 

 今回コロナの対応で、塾も閉室せざるを得ない状況はありました。各学年への準備や新生活に必要なソーシャルスキルにおいては、全く実施することが出来ていません。不可抗力だとはいえ、かなり残念な出来事です。少しでも不登校気味のお子様たちが、不登校にならないように心から願うのと、新生活の準備不足で、生きづらくならないように願っています。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

 

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柔軟性のない大人たち

 前回は周りの友人や子どもへの発達障がいの告白について書かせていただきました。今回は実際に最近の出来事で、非常に憤りを感じた出来事について書かせていただきます。今回も少し思いをわっと書きますが、非常に考える内容になるかと思いますので、ぜひ読んでいただければと思います。

 

 今回の出来事は、ある小学校の担任の先生の話です。小学校は通常級にも発達障がいの子やグレーゾーンの子が多く在籍しています。それは学校の先生も理解しているはずです。理解していなければいけません。これは私が見ている小学校5年生の子のお話です。

 その子は、発信が少し苦手で、保護者の方にも自分の思いを伝えることが出来ず、もちろん学校でも嫌なことや納得できないことを言うことはできませんでした。また、自分なりのこだわりが強い子で、自分のやり方や方法をしっかりと試して実践をする子でした。

 そんな時ある事件が起きました。それは、ノートの取り方です。このお子様は、ノートの取り方を自分が覚えやすいように他の人とは少し異なる方法で取っていました。それを担任の先生が一刀両断しました。ノートの取り方は、自分が提示した方法では認めないと。それに不快感を抱いて、本人は我慢を半年続けた挙句、不登校になってしまいました。もちろんそれだけが原因ではありません。お友達関係などにも原因があるかと思います。

 しかし、多様性を全否定する先生が、令和の時代にも残っていたんだと思うと悲しい気持ちになります。もちろん先生自身も様々な考えがあったんだと思います。しかし、結果として、一人の子どもが不登校になるきっかけを作ってしまったことには変わりありません。

 ノートを取る本質は何なのでしょうか?先生に良く見せるためでしょうか?ノートの点数を稼ぐためでしょうか?ノートはテストで良い点を取るための材料です。たとえ汚くても、それが本人にとって分かりやすければ構わないと思います。それが本質なはずです。本質から逸れて、それを強制的に実行させることは傲慢以外の何物でもありません。私も学校ではないですが、集団の塾の講師、発達障がいの支援をやっていますが、みんなから感謝をされて、自分が正しいと思い込んでしまう時期ももちろんありました。しかし、そんなことはありません。自分が一番正しいなんて思ってはいけませんし、時代は刻一刻と変わっていきます。学び続ける姿勢がなければ、置いて行かれます。常にアップデートを続ける姿勢を全員で持つことが大切だと思いました。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

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周りや子どもへの告白

 前回は発達障がいの診断について書かせていただきました。保護者の方は、非常に考える内容になっていますので、ぜひ一読していただければと思います。今回は「周りの友人や子どもへの発達障がいの告白」について書かせていただきます。

 

 皆さんが友人から自分、あるいは子どもが発達障がいであることを告白されたらどのような返答をするのでしょうか?人それぞれだと思いますが、言えないような環境にあるのは、事実です。あくまで障がいはただの「ラベル」です。そのラベルは、「こういう傾向があるから、こういうことが難しいから少し配慮をしてください」というものです。しかし、やはり発達障がいと聞くと、プラスのイメージを抱く人が多いのは事実です。

 

 発達障がいを持った保護者さんが打ち明けた時に求めている反応は、「分かったような反応をせずに、ストレートに受け入れて「全然知識はないけど、何か困ったことがあったら助けるね?」といった対応です。困った人がいた時にその人が発達障がいであるかそうでないかは全く関係がないと思います。その人をただ助けるだけです。しかし、意外にもこの返答ができる人はそんなに多くはありません。

 

 いつも言っていますが、相手にばかり要求を求めてはいけません。発達障がいであるから、○○は当然という対応をしてしまえば、周りの理解が遠くなってしまうこともあります。あくまでも、個人の努力と環境側の努力が必ず必要であるということは、絶対に忘れてはいけません。もちろん、障がいということをすぐに伝えることに抵抗があるということは、環境側に原因があるのかもしれません。しかし、どのように伝えようか、障がいという言葉に代わる言葉を考えることが、個人の努力です。それを環境側が配慮としてもっていれば、円滑に回っていくと思います。

 

 今回は、感情をわっと書いてしまったので分かりづらいと思います。しかし、かなり大切な問題ですので、考えていただけたら嬉しいです。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

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発達障がいの診断が保護者を苦しめてる?

 前回まで7回に分けて、7つの習慣について書かせていただきました。今回は発達障がいの診断について書かせていただきます。

 この内容について書く背景としては、診断があいまいで苦しんでいる保護者が多数いるということです。前提として、誤解がないようにしていただきたいのは、私は医者ではありません。診断をする能力があるわけではありません。あくまでも指導者としての目線として書かせていただきます。

 

 現在、発達障がいにはADHDやLD、ASDなど様々あります。他にも知的障がいなど様々です。以前ADHDと診断された方に来ていただきました。しかし、確かに集中力には課題があるかもしれませんが、それ以外はあまりADHDの要素はありませんでした。保護者さんも診断に不信感を得ていました。そのお子さんの課題は、空気を読んで発信をすることでした。もちろんそこだけ切り取るとむしろASDに近いです。

 

 ここで重要なことは保護者が安心をするかどうかです。自分の子に診断が下りることによって安心をする場合ももちろんあります。しかし、自分の子どもの特性とかけ離れている診断が下りたにも関わらず、詳しい説明もないことは、保護者さんは不信感しか抱きません。本人も同様です。聞いて楽にならない診断は意味がないと思います。もちろん、現在の医療では、発達障害を診断する明確な基準はありません。だとしたら、もう少し、保護者や本人の気持ちに寄り添ってよいのではないかと思いました。私の知り合いの知り合いで、演技で発達障がいの診断を受けた人がいました。もちろんそれは、演技をした人が悪いですが、それでも診断が下りてしまうことは事実です。

 

 また、知的障がいも同様です。本人が全くやる気がない状態で、検査を受けてしまい、結果として重度の知的障がいの診断が下りた人もいます。それも上記と同様で、保護者と本人たちがどう受け止めるかを考えていければ良いのではないでしょうか?

 

 指導員に関しては、診断に絶対に惑わされることなく、その子の特性をアセスメントしていくことが大切です。変に一人一人をカテゴライズすることなく、一人一人の行動に注目をして。きっかけと結果を考えればどんな障がいだろうが全く関係がありません。その意識をすべての指導員が持つことが大切ですし、自分たちも常にそれを意識して指導していきます。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

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7つの習慣⑦

 前回は「シナジー効果を作る」ことについて書かせていただきました。これを実施することで、自分だけではなく周りの人も必ず幸せになることができることを分かっていただけたのではないかと思います。

 今回は「刀を研ぐ」について書かせていただきます。今回で、7つの習慣の内容は完結します。だからこそ、すべてをもう一度読んでいただいて、役立てていただければと思います。

 

 「刀を研ぐ」ことは、肉体、精神、知性、社会性の四つです。肉体に関しては、「週3時間必ず運動をすること」です。かなり厳しい内容ですが、これもできないようだったら、そもそも個人の目標が甘すぎると書かれています。

 次の精神に関しては、「自然に触れる時間を取る」「瞑想や祈りの時間を取る」ということです。宗教上の理由から、毎日祈りをささげる人や瞑想をする人はいますが、宗教ではなくても、自分と向き合って考える時間は非常に大切だと言っています。また、自然に触れることによって、心を静めることができます。心を静めることによって、また新たな思考を作り出すことができます。

 次の知性に関しては、「一日一時間以上のテレビを見ないこと」「週一冊の読書をすること」と書かれています。現代では、家でゴロゴロYOUTUBEを見ながら何時間も過ごしている人はいませんか?ということです。おそらく相当数の方が一時間以上時間の浪費に使っています。それはそもそも時間の使い方がうまくいっていないので、もう一度優先順位を確認して、緊急なことばっかり実行していないか?を考えることが大切になります。

 最後の社会性に関しては、「コミュニケーションをとること」です。信頼が下がっている人が何人頭に思い浮かびますか?その人とはどのようなコミュニケーションをとっているのかを考えることが大切です。

 

 最後に7つの習慣で学んだことを身にするためには、「手本となる人を探して、よく観察すること」「習慣の力を信じること」「流れは変えることができるということ」です。自分の目標とする人が近くにいることによって、自分自身が成長した経験は多くあります。だからこそ、近くでよく見て、それを真似をしていきながら自分の色にどんどんどんどん変えていけば良いかと思います。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

参考文献

7つの習慣

中田敦彦youtube大学」

 

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7つの習慣⑥

 前回は「まずは理解し、そして理解される」ことについて書かせていただきました。今回は、6つ目の習慣のシナジーを作ることについて書かせていただきます。

 

 シナジー効果とは、相乗効果のことで、1+1が2にも3にもなるということです。これはかなり難しい内容です。4と5の習慣が実行できたときにはじめて達成します。そもそもWIN-WINの関係性ができていなければ、お互いが切磋琢磨して何かを成し遂げることはできません。どちらかがマイナスな感情を抱いているにも関わらず、本当の意味でお互いが頑張ることはできません。だからこそ、前提にWIN-WINの関係性ができていなければなりません。

 また、5の習慣も実施できていなければいけません。これは前回にも書きましたが、本当のWINを見つけるためには、5の習慣が大切になります。5の習慣ができていなければ、相手の本当のWINが何かを取り違えてしまい、相手にとって不利になるような内容の提案をしてしまうこともあります。

 加えて、相手を理解することで、そのようなことでこの人は頑張ることができるのか、どんなことでわくわくするのかが分かれば、全員の認識も変化するはずです。それらを踏まえて、両者の特徴をしっかりと理解をして、第3の案を出すことができることが、シナジー効果を生み出すうえで大切になります。

 この第3の案は、ただただ出せばよいのではなく、妥協ではない全員が幸せになる創造的な案を出せるかどうかです。そのためには、全員がWIN-WINでなければならないし、全員が全員のことを理解し合っていなければなりません。

 

 これを読んで、会社のせいに、上司のせいにしていしまった人はいませんでしょうか?「うちの上司がもっとWIN-WINの関係を作ってくれていれば」「うちの会社がもっとシナジーを生み出すような会社であれば」と。これらを考えた人は、1~3の習慣が足りていません。まずは全員が自立をしたうえで、周りの人の幸せのために動ければ、会社はもっとうまく動くはずです。

 

 私自身まだまだ人のせいにする瞬間も多いですが、少し昔に比べたら自覚できるようにはなりました。まだまだ時間はかかりますが、一つ一つ意識を外さないようにしたいと思います。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

 

参考文献

7つの習慣

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7つの習慣⑤

 前回はwin-winになることを考えることについて書かせていただきました。今回は、まず理解し、そして理解されることについて書かせていただきます。

 これはwin-winの関係を作るところにも関係してきます。相手がどんなことにwinを感じているのかを引き出すことができなければ、結局自己満足になってしまい、win-winの関係を作ることなんて夢のまた夢です。なので今回はどうしたら相手のことを理解することができるのか?どうしたら相手の思いを引き出すことができるのかを考えていきたいと思います。

 

 「まず理解し、理解されること」はどのようなことなのかというと、3段階に分かれます。「相手の言葉をそのまま繰り返す→相手の言葉を置き換える→相手の気持ちを言葉にする」この段階が非常に重要です。言葉だけで見ると少し簡単な気がしますが、実際はかなり難しいです。人間は無意識の内に相手のことを探ろうとします。その時点で、自分が上に立とうとしています。win-loseを目指しにいっています。ヒトとヒトとしてぶつかっていくことが大切です。

 また、会話の中で人間は、すぐに自分なりの解釈を入れてしまいます。それはあくまでそれを聞いたことに対する自分の考えで共感をすることはできていません。自分の辛さとは全然違うものかもしれません。知ったような口調をされるのが、少しむかついてしまうことは多く経験したと思います。これは解釈をしてしまうことが原因です。なので、相手の言ったことをそのままの言葉で繰り返すことを意識していければ良いと思います。

 加えて、すぐに他者を評価してしまうということも非常に危険なことです。話のなかって、「これって○○で○○だから駄目じゃない?」など自分の解釈を入れることにもつながりますが、たかが自分が人を評価することなんてできません。その謙虚さを持つことも非常に大切になってきます。

 

 基本になることは、相手に対して自分が上に立とうとしないということです。自分が常に同じ目線に立つということです。これは意識してすぐにできるようになるものではありません。私自身も保護者さんとの対応でこのことについて悩むことは多々あります。もちろん知識に自信がなければ、面談を実施することが失礼です。しかし、それを思ってしまうと相手にそれが伝わってしまい、共感の姿勢が減ってしまいます。だからこそ、相手へのことを一番に考えることはもちろんなのですが、自分の中で言語化することができていない言葉をこちらが置き換えてあげることを常に意識して取り組んでいきたいと思います。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

 

参考文献

7つの習慣

中田敦彦youtube大学」

 

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