7つの習慣⑤
前回はwin-winになることを考えることについて書かせていただきました。今回は、まず理解し、そして理解されることについて書かせていただきます。
これはwin-winの関係を作るところにも関係してきます。相手がどんなことにwinを感じているのかを引き出すことができなければ、結局自己満足になってしまい、win-winの関係を作ることなんて夢のまた夢です。なので今回はどうしたら相手のことを理解することができるのか?どうしたら相手の思いを引き出すことができるのかを考えていきたいと思います。
「まず理解し、理解されること」はどのようなことなのかというと、3段階に分かれます。「相手の言葉をそのまま繰り返す→相手の言葉を置き換える→相手の気持ちを言葉にする」この段階が非常に重要です。言葉だけで見ると少し簡単な気がしますが、実際はかなり難しいです。人間は無意識の内に相手のことを探ろうとします。その時点で、自分が上に立とうとしています。win-loseを目指しにいっています。ヒトとヒトとしてぶつかっていくことが大切です。
また、会話の中で人間は、すぐに自分なりの解釈を入れてしまいます。それはあくまでそれを聞いたことに対する自分の考えで共感をすることはできていません。自分の辛さとは全然違うものかもしれません。知ったような口調をされるのが、少しむかついてしまうことは多く経験したと思います。これは解釈をしてしまうことが原因です。なので、相手の言ったことをそのままの言葉で繰り返すことを意識していければ良いと思います。
加えて、すぐに他者を評価してしまうということも非常に危険なことです。話のなかって、「これって○○で○○だから駄目じゃない?」など自分の解釈を入れることにもつながりますが、たかが自分が人を評価することなんてできません。その謙虚さを持つことも非常に大切になってきます。
基本になることは、相手に対して自分が上に立とうとしないということです。自分が常に同じ目線に立つということです。これは意識してすぐにできるようになるものではありません。私自身も保護者さんとの対応でこのことについて悩むことは多々あります。もちろん知識に自信がなければ、面談を実施することが失礼です。しかし、それを思ってしまうと相手にそれが伝わってしまい、共感の姿勢が減ってしまいます。だからこそ、相手へのことを一番に考えることはもちろんなのですが、自分の中で言語化することができていない言葉をこちらが置き換えてあげることを常に意識して取り組んでいきたいと思います。
生きづらいと思っている人が少しでも救われますように
阿部航平
参考文献
7つの習慣
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