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giftedschoolの日記

発達障害や教育に関する記事を書きます

ソーシャルスキルトレーニング②

 前回はソーシャルスキルレーニングの歴史について書かせていただきました。今回はソーシャルスキルレーニングの実際の使い方と得ることのできるスキルについて書かせていただきます。

 今回でソーシャルスキルレーニングの重要性を再認識していただき、通う場所でどのようなことを実施しているのかを見極めることのできる目をもっていただければと思います。

 

 ソーシャルスキルレーニング教育は、子どもの学校生活の適応を支えると共に、将来、社会に出た時を見越して、対人関係上の問題を抱えないためのものです。

 ソーシャルスキルで学ぶことができることは、大きく分けて4種類あります。

①人間関係の基本的な知識

②他者の思考と感情の理解の仕方

③自分の思考と感情の伝え方

④人間関係の問題を解決する方法

以上の4点です。今までの日本の教育では、自然と身に着けることができるものだとされてきました。しかし、近年ではこれらの能力はトレーニングをしないと見につくことが難しいとされています。

 ①の人間関係の基本的な知識は、仲直りするにはどのように声を掛けたらよいのか?目上の人への配慮の仕方などを指します。②の他者の思考と感情の伝え方は、相手の行動や表情から感情を読み取り、それに応じた対応をすることです。③の自分の思考と感情の伝え方は、自分が今何を思っているのかを認識し、それをコントロールして相手に伝えることです。④の人間関係の問題を解決する方法は、理不尽なことを突き付けられてしまったときにどのように相手に伝えることです。

 これらの能力は社会人になって、自然と身に着けていくものだと考えられています。しかし、民間の方がやっている話し方セミナーや感情の向き合い方のセミナーは、様々なところで反響があります。つまり、一定数が上記の4つを含むスキルに悩み、打破する方法を探してることが分かります。

 上記から言えることは、これらのスキル獲得は、自然ではないということです。だからこそ幼少期から様々な経験や体験をすることでソーシャルスキルが付くことは明確です。また、実際にソーシャルトレーニングを受けることのできる機関を探して、スキルアップをすることは大切になってくると思います。

 だからこそ、何かしらの障がいを持っている人が受けるものなのではなく、全員が必要なスキルであることを今回は認識をしてほしいです。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

 

参考文献

ソーシャルスキルレーニングの理論と実際 石川芳子

 

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