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giftedschoolの日記

発達障害や教育に関する記事を書きます

性教育の歴史

 前回はギフテッドについて書かせていただきました。今回は日本の性教育の歴史について書かせていただきます。

 実は発達障がいの中で、エラーの割合が多いのが「性」の部分です。特に女の子の発達障がいをお持ちの方は、通らずにはいられないものですし、たとえ障がいが無くても日本は性教育が遅れている国です。だからこそ、現状を理解することで対策が打てればと思います。そのために今回は性教育の歴史を見ていこうと思います。

 

 日本がここまで性教育に遅れが出た一番の理由としては、敗戦後の混乱です。敗戦後に日本は、売春婦の増加や性感染症患者が急増しました。それらが青少年を刺激する形になりました。日本の性はみだらなものとする考え方が広まったのは、この時代の背景が理由です。

 その後、1960年代になると、テレビやラジオが普及しました。それにより、性に関する情報が氾濫し、性解放の風潮が現れてきました。さらに、戦中の食べるものに困っていた時代とは異なり、1960年は行動経済成長中なので、食べるものには困りません。そのため、身体が著しく発達し、身体と精神のアンバランスが顕著となった結果、性犯罪の割合が増加しました。

 1970年代後半より、欧米が提唱するセクシャリティ教育が導入され、性教育に携わる人々に普及しました。しかし、社会的一般に浸透し適切な性教育が行われる前に、社会の性文化や解放化の速度が増し、子どもたちに性意識や性行動に大きな影響を与えました。

 1990年代から2000年にかけて、メディアやインターネット、SNSの普及によって10代の人工妊娠中絶率と性感染症患者の増大が社会問題になりました。

 

 かなり抽象的に書かせていただいたので、分かりづらい部分も多くあるとは思いますが、皆さんはどのように感じたでしょうか?一言で言うと、歴史上ずっと性教育に失敗している国であることは明白です。

 国が対策をしていないわけではないですが、やはり性に対して後ろ向きな教育ということが大きな原因であると思います。家では親の前で性の話はできないかったり、性教育は男女を分けて実施したりと、非常に周りの目を気にしますし、大事な部分は隠します。本当に大切なのは、体の作りなんかでは無くて、コンドームの付け方やどのような時期、タイミングで妊娠しやすいのかなど具体的なことを学ぶことです。それが日本では汚いものであると考えられているため、話すことをためらいます。それは人工妊娠中絶は減らないと思います。

 

生きづらいと思っている人が少しでも救われますように

 

阿部航平

 

参考文献

わが国の性教育の歴史的変遷とリプロダクティブヘルス 西岡笑子

 

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