ADHD
前回は自閉症スペクトラム障がい(ASD)のことについて書かせていただきました。今回は、注意欠陥・多動性障がい(ADHD)について書かせていただきます。
発達障がいの中でもADHDというのは、特によく聞く言葉だと思います。その理由は、「目で見て分かりやすいから」だと思います。ADHDというのは、授業中に立ち歩いてしまったり、落ち着きがなくてはぐれてしまったりと発達障がいの中でも目で見て分かるものです。
特徴として
①ケアレスミスの連発
②仕事や部活などのパフォーマンスが低下
が挙げられる。
悲しい現実だが、これらの特徴はただ「仕事ができない人」と認識されてしまうことが多い。しかし、ADHDは生まれつきのもので、脳内の神経伝達物質の機能障がいと提唱されている。ここで、間違えて欲しくないのが、ADHDは能力が低いわけではないということだ。集中力や注意ができないだけで、他の能力は高い場合が多い。日本では、それらの能力を画一的な教育によって潰してしまっているケースが多い。個性を活かす教育をすることが大切だと改めて考えさせられる。
ADHDは感覚刺激を発散したいケースが多い。つまり貧乏ゆすりをする人と同様だと考える。貧乏ゆすりは、無意識にしている人が多い。それは体を動かして、触覚を刺激するために起こる。ADHDは、その貧乏ゆすりが大きすぎて、立ち歩いてしまうと想像したら、分かりやすいのでは無いだろうか?
つまり、体を小刻みに動かすことができればある程度抑えられることもわかっている。例えば、椅子をバランスボールに変える。椅子と体の間にバランスディスクを入れるなど様々ある。そのように体を触りながらも動かせるように工夫してあげることも一つである。
前回のブログでも述べたが、あくまでもそれらを周りが理解して、配慮してあげることが大切だ。加えて、適切な教育や指導を受けることが大切だ。それを理解して、行動することが大切である。
生きづらいと思っている人が少しでも救われますように
阿部航平
参考資料
文春新書1123
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